2014年5月8日
akira's view 入山映ブログ 予算・増税の虚妄
出るを制して入るを計る、というのは財布を預かるもののイロハではないか。出るところが出っぱなし。(塩爺いわく「母屋が粥をすすっているのに離れがすきやき」言い得て妙)それで増税だ消費税アップだは沙汰の限りだ。だがらまず経費削減から入ろうというと、こともあろうに社会福祉給付から、生活保護減額という。既得権、つまり自分の痛みにはチョー敏感だが民の痛みにはチョー鈍感、というのは官僚機構の常とはいえこんな怪物役人とそれに群れる利権政治家をわれわれは永年にわたって養成してきたのだ。削らねばならぬ経費は削らねばならないだろう。でもそれよりまっさきにぶったぎるべきなのはゴルフ接待の為の水増し請求であり、OBののうのうとした天下りの為の人件費(税金である)であり、役にも立たない公共投資であり、何よりも漫然と費消されている国家予算だ。民主党が今国会を「むだづかい追放国会」にするといったときは希望を持ったが、どうやら慣れぬ検事ごっこ、探偵ごっこの方が性に合っていらっしゃるようだ。ケタが違う、そんなちりも積もれば、式の議論はいやしくも国家予算には通用しない、とはいわせない。少なく見てもその種の無駄遣いは特別会計を含めれば数兆円に上ることは明白だ。それを「埋蔵金はない」とか、お役人のいうことは正しい、とかいう自民党の領袖には愛想を尽かしてよいのでは。
2007年12月14日