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2014年6月20日

akira's view 入山映ブログ 福田総理記者会見

 31日、福田総理の記者会見をテレビで観た。常に視線が原稿の方を向いて伏し目がちだったのは、まあ、仕方がないとしよう。わが国の文化伝統の中には「紙に書いたものを読む」のを大事にする(祝詞、答辞などなど)DNAが色濃く残っている。巧言令色は仁も鮮いことだ。オバマさんの大演説とは異なった環境だ、と納得しても良い。

 そんなことよりも、総理の冒頭コメントで何よりも異和感を感じたのは「世界がどう見ているか」「外国にどう受け取られるか」というのが行動の理由付け、あるいは正当化の論理として再三用いられたことだ。グローバリゼーションの世の中。日本の常識、世界の非常識という事例がないとはいわない。それが好ましいことだとも思わない。しかし日本国総理大臣が、自らの施策や判断の根拠としてヨソサマがどう思うか、と述べるのはいかがなものか。

 ガソリンの税金に環境施策の財源を求めるのは、われわれの判断であって、世界さまにウケようという話ではない。イギリスのガソリン価格の半値になろうとも、それで財政が保つのなら断固下げれば良い。日銀総裁が決まらないのは世界に対して恥ずかしい?こんなことしていたらボクちゃん、洞爺湖サミットで恥ずかしい?もうそろそろかつての「外圧」だのみの国内改革は卒業してよい頃ではないか。

 それにしても、並みいる記者たちの質問というのはどうしてあんなに陳腐なのだろう。わづかに最後、民主党の何が何でも解散に追い込む戦略をどう評価するか、という質問が光ったくらいで、愚問を通り越して、ほとんど問題の本質を理解していない「政局」好きのメディアを絵に描いた(正しくはTVに写したか)ようなセッションだった。あるいはもともと馴れ合いの「出来」会見か。時に見るCNNやBBCのワサビの利いた一問一答と、まあ、なんと言う違いだろう。

2008年 04月 01日



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