2014年7月17日
akira's view 入山映ブログ 平沼新党
郵政民有化に反対して「刺客」を放たれた面々。安倍政権凋落の第一歩となったそれらメンバーの自民党復党。その中にあってただ一人復党を潔しとせず、格好良く無所属を貫いて人気抜群の平沼さんが、なんと新党構想を打ち上げるというから期待せざるを得ないではないか。ところが、だ。
新党結成は衆院選前だという。(その理由は5.7「ねじれ(5)」の古館さんとほぼ同じ。)さらに小沢、綿貫両党首に会って後のコメントだという。小沢さんには激励されたという。それは良いとしよう。政治家というのは現実的でなくてはならない。たとえ旧態依然とした領袖政治の臭いがあろうとも、それは理解できないではない。ところが、だ。
新党メンバーには自民・民主選ばないという。キャスティング・ウ゛ォートを握る為には目標数値は30名だという。何をする為の、どんな理念を持った新党なのか。かっこ良い筈の平沼さんも、やはりそんな政治家だったのか、という感あり。シェークスピアの台詞に「黙っている時はどんなに識見のある素晴らしい人か、と思っていた。ところがしゃべらせてみたらどうだ。馬鹿丸出し。」みたいなのがある。平沼さんを馬鹿呼ばわりするような失礼をするつもりはない。しかし、人間性というのはこの何百年、変わっていませんね。
いくらねじれても、行く先の見えない小路に迷い込んでも、王道しかない。権道を求めてはいけない。日本のために、国民のために、どんな政策を提示できるか。それを問いつめるしかない。一般財源化した筈が、もう十年は特定財源でゆく、という不可思議な話を、閣議決定でしのぐ。そんな小手先の技法よりは、手つかずだった道路財源が本当に道路族の手を離れるかどうか、見定めよう。出ては消え、どこまで本気かと思わせるところもあるが、暫定税を環境のために使う、というのが唯一の解決策のように思うのだが。それもしっかりと見定めよう。
2008年 05月 11日