2015年4月22日
akira's view 入山映ブログ 総選挙
A「任期満了か、その前か。衆議院選挙の話題が多いね。」
B「関係ないよ。どうせ投票になんか行かないもの。」
「あれ？国民の義務なんじゃない？」
「日本語も満足にしゃべれないのと、YOUとかIとか英語しかさえずらないのとの選択にどれほど意味があるのかなあ。」
「ま、ご高説に一理あるとして、それじゃ、結果がどうなっても文句は言わないんだ。」
「うん。結果が今より悪くなるってのも考えにくいしね。」
「でもそれって、利権漁りとか、カルトみたいな連中に良い目を見させるだけの話じゃない？」
「だろうね。だってそれで今より悪くなるって想像できるかい？」
「良くしようとは思わないんだ。」
「だから言ってるだろう。そんな期待を持たせてくれる候補がどこにいるって言うんだい。」
「徹底して受け身なんだ。政治家ってのは、いつも‘あいつら’で、‘われわれ’の代表じゃないんだね。」
「おい、おい。夢見る夢子さんもいい加減にしてくれよ。たら、ればも結構だけど、いい歳こいて理想と現実の区別もつかないんかい？」
「１００点満点であっても、０点よりは５点。５点よりは１０点っていうのが、何で理想に過ぎないのかなあ。」
「いいだろう。５点や１０点どころか、地滑りで憲法改正も出来るくらい圧勝。その後にむら気な有権者が盲腸みたいな機関で別な方を勝たせた。結果が良かったと思うかい。」
「なまじ幻想に踊ると結果はもっと悪くなる、って言いたいのかなあ。」
「おいおい、幻想だなんて誰も言ってないぜ。所詮自分たちのレベル以上の政治家なんて持てない、と観念したらどうだ、って言うだけの話さ。」
「醒めて観念しろ、っていうのは妙に説得力があるけど、そんな常識をはびこらせるから、そんな程度の政治家しか出てこない、っていうのもありじゃないかなあ。」
「有権者の意識次第で日本にもオバマが出るって言うの？」
「いきなり大統領制の話にすり替えるなよ。日本は議院内閣制なんだから。」
「じゃあ、何かい？議院内閣制をとっている限りろくでもない選択しかありえない、っていうの？」
「可能性は強いね。両院で絶対多数を取らない限り、キャスティング・ボートを握るのは少数意見になるからね。」
「一院制にした方か良いってことかい？」
「そう飛躍するなよ。愚劣な選択しか出来なくても、最悪の事態を免れる知恵、ってのはそもそも民主主義の根っこだろう？」
「だから何だって言うんだい？」
「日本人がまんざらのバカ揃いでなけりゃあ、それなりのレベルに落ち着く可能性が強い、ってことさ。」
「ちょっと待った。君の意見は前後で矛盾するぜ。」
とまあ、こんな会話が満員電車の中で聞こえてきました。日本人もまんざらのバカ揃いじゃない、って証拠かな。
2009年 06月 23日
