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2015年9月23日

akira's view 入山映ブログ 歳末

 また過ぎし年を振り返る時期になりました。インフルエンザもどうやらパンでミックにはならなさそうですし、今年最大のニュースはやはり半世紀ぶりの政権交代だったと思います。

 どうやら新政権のハネムーン期間も終わり、新年に鳩山さんは赤字財政の舵取り、連立と小沢という内外の不協和音との対応、そして何よりも外交政策を問われることになります。抽象的・文学的な表現は多用されるものの、具体的・現実的な政策になるととたんに優柔不断になってしまう観がおありになるだけに、口に出していればそれが実現したような気になるのではなく、かっちりとした政権運営が期待されます。国内政策はともかく、外交政策は食言が許されないだけに、軸足がぶれている印象は頂けない。もちろんことがことだけに全てガラス張りという訳には行かないのは当然ですが、こと日米同盟と、対中国政策については場当たりの対応は絶対に許されない。

 今年最後の外国訪問でいささか期待をかけたインド訪問でしたが、例によって例の通りの儀礼的訪問。悪口をいえば首相在任中に訪れた国の数を一つ増やしただけのことのようです。第一「私はインドを好きで、日本もインドが好き」などというコメントは一国の代表者が訪問先の国に対して言うべき内容ではありません。対中国外交の一大要素としてのインドが念頭にあれば、せめてヒンドゥー教やウパニシャド哲学が日本思想界に与えた影響くらいには言及してほしかったと思います。

 鮮烈な印象を国民に与えた政権交代であり、滑り出しの三ヶ月はとにもかくにも穏やか、というか致命的な失策はなしに推移しました。これほどの地滑りで勝つことを予想していなかった心の準備不足はまあ、大目に見ましょう。真骨頂を問われる2010年ではあります。

 しばらくお休みいたします。皆様もどうぞよいお年をお迎えください。

2009年 12月 30日



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