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2015年10月9日

akira's view 入山映ブログ 五右衛門

 盗人というのに、法制度に真っ向から違反する人だけではなく、法の網の目をくぐって何とかいい目を見ようとする人まで含めれば、石川五右衛門ではないが、盗人のタネは尽きない。最近話題に事欠かないのが例の「天下り」。これだけ問題になっていても、頬かむりでいけずうずうしいのは盗人というよりむしろ鉄面皮の名がふさわしいかも。どれほどのものかについては、河野太郎氏がご自分のブログ(http://www.taro.org/gomame/index.php)にこんな例を挙げて悲憤慷慨されている。

「昨年、路面下空洞調査でイカサマを行った責任を問われ解任された道路保全技術センターの前理事長が、国土交通省所管の社団法人日本トンネル技術協会の会長に新たに就任している。

しかも、その他に社団法人日本道路協会の副会長、社団法人日本道路建設業協会の理事、そして今年8月に名古屋で開かれる第11回国際アスファルト舗装会議の実行委員長にもなっている。」

このブログにはまた別種の盗人も紹介されている。

「国家公務員が国連をはじめ国際機関に派遣されている期間中、派遣給と称して、本給及び手当の七割が支給されている。本来、中立的な立場でなければならない国際公務員が、特定の政府から給与の支給を受けることは国連憲章に反する。

出向先の公務員の身分を保持することは認められているが、給与がそれについてくる必然性はない。同じ国際機関で働く日本人でも、政府からの出向だと国際機関からもらっている金額にさらに上乗せされ、普通にその機関に勤める日本人には何もプラスアルファがない。」

 手を替え品を替え、こんな知恵を天下国家のためにお使いになればどんなに素敵なアイディアが生まれることだろう。このあたりが全く手つかずだったのが先の「仕分け」の限界だったし、その理由はお役人中のお役人である財務省の筋書きに乗ったからだ、というのは先に触れた。盗人のタネが尽きないからといって警察官が不要にはならないのと同様に、このテの現象には飽きずにモグラたたきを続けなくてはならない。が、一番効果が上がるのは規制の撤廃とそれによる無用のお役人権限の縮小だ。

 仕分けと言えば、今度は天下り公益法人を洗い出して保有資金を埋蔵金として国庫に入れる、と民主党が言ったとたん、そんな公益法人の多くが、今回公益法人制度改悪による公益法人にはならず、一般法人になって溜め込んだオカネに手が付けられないようにしよう、という動きがあるとか。やれやれ。

2010年 01月 28日



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