2015年10月23日
パアゴラについて 荻野鐵人
父 荻野彰久が昭和32年からはじめた同人誌には、
中川一政、成瀬無極、岩佐東一郎、板倉鞆音、丸山 薫、斉藤玉男、井村恒夫、竹中 郁、村野四郎、桑原武夫、北川冬彦、室生犀星、山之口 貘、亀井勝一郎、結城哀草果、更科源蔵、神保光太郎、小林 克、深尾須磨子、三好達治、田中冬二、津村秀夫、田中梅吉、野村章常、小野十三郎、島崎敏樹、松井好夫、尾崎一雄、田宮虎彦、堀 要、大木 実、山口誓子、藤原義江、近藤 東、城山三郎、砂原美智子、棟方志功、津村秀夫、小堀杏奴、安西冬衛、田中克己、熊沢復六、中河与一、大山定一、笹澤美明、高橋義孝、野田宇太郎、木山捷平、大中 恩、保田与重郎、木下夕爾、杉山平一、串田孫一、菱山修三、阪本越郎、藤枝静男、小高根二郎、堀口大学、稲垣足穂、吉村正一郎、小山正孝、杉浦明平、伊藤佳一らの層々たる文人墨客らが作品を寄せられ、昭和40年12月までの第14号で終わっております。
これら作品は肉筆原稿、書簡などとともに平成25年8月19日、神奈川近代文学館(辻原登館長)に寄贈する旨の書面に署名して提出しました。文学館の辻原 登館長の話では、文学館の蔵書とし、閲覧に供し、研究者の資料として役立てたい、展示も企画したいということでした。いずれ皆さんのお目に触れる機会も近いかと思います。「パァゴラ」と関係資料を今後公開し、利用することに関しての権利関係については、当然のことながら、その都度同文学館が所要の調査を行ない、必要な場合には権利者の同意を得るよう対応します。収蔵作品や資料の本人、遺族などの権利者の連絡先は概ね判明しているということでした。
これらの作品を第1号から順にこのコラム上に紹介したいと思います。