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2015年10月27日

akira's view 入山映ブログ 民間国際交流

 山本正さんの国際交流センター(JCIE)といえば、日本の民間国際交流の元祖であり、それにとどまらず、質の高い交流と行き届いたロジスティックスから、世界でも一流の評判高い組織である。その交流の内容は多岐にわたる、などという生易しい話ではなく、ここの手にかからなかった交流は一流ではない、という位のブランド力がある。世界中で「タダシ」の名前が通らない国はない、と言っても良いくらいのものだ。と、別に頼まれてよいしょをしている訳でもなんでもないが、これぞ民間国際交流の粋といってもよい。(この財団法人が今回の馬鹿げた公益法人改革でどんな目に遭うか、考えただけで腹が立つが、それはまた別の話だ。)

 数多い交流のうちの一つが日米の議会スタッフの交流だ。(米国のそれに比べて、日本の議会あるいは議員スタッフはあまりにも見劣りするが、それは今回のテーマではない。)早いものでもう21回目を迎えるが、今回は上・下院、民主共和両党あわせて7名のスタッフが訪日。超過密スジュールの半日を割いて、一般の関心ある人々との間の対話の機会がもたれた。逐次その内容・推移を述べていると長くなりすぎるので、筆者にとって面白かった点を中心に編集してみる。

 やはり一番関心があるのでは、という思いもあって、司会者が普天間問題とトヨタ問題について全員からコメントを求めた。普天間問題については、ほぼ異口同音に、日米関係というのは、たかが一基地のロケーションごときで揺らぐような代物ではない。話し合って解決すれば良いだけの話だ、という回答。別に外交問題のプロではない人々で、優等生的なそれであったという点を割り引いても、おおかたの米国の反応というのは当たらずといえども遠くないのではないか。それ一大事、と騒ぎ立てたい向きには不満な回答であったのかもしれないが。それに引き換え、トヨタの方は、日本バッシングだ、第二の摩擦問題だという方がどうかしている。何十人も死者を出したクルマについては、それが米国製であろうが、日本製であろうが徹底追求するのは当たり前だ、という反応である。これまた当然しごくというべきか。

 医療保険問題などを巡って二大政党間の意見の不一致が目立つのではないか、という点については、おおよそ両党間の意見は一致点が8割。相違しているのは2割だと考えたら良い。天と地の違いではないのだ、という。それもあって、法案可決には過半数では足りず6割を求める。6割に足りなければ「継続審議」要求を拒めない(いわゆるフィリバスター。もっともかつてのジェームス・スチュアート演ずる「スミス氏都へ行く」の時代とは違って、物理的に演壇に立っている必要はないそうだ)オバマ大統領の最近の支持率の低下についても。当初の圧倒的人気は必ずしもオバマ氏個人に対するものだけではなく、それまでのエスタブリッシュメントに対する一般的な不満がオバマ支持という表現をとった部分もある。今はその調整期間だろうという。いやあ、どこかで聞いたような話ですね。

2010年 02月 19日



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