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2015年11月12日

獅子は子を(5) 板倉靹音

鶯もやはり親が子をすてるのです、と梅田さんは言った、これは明らかに見すてられたばかりの雛だったのです。どうにか独り立ちできるようになれば、親鳥は雛を見すてて、次の営巣にとりかかる。春は短い、急がねばならぬ。上の子に長くかかずらってはいられない。――見すてられた雛はいくら呼んでも親が来てくれぬと分れば、自分で餌を求めて、けっこう育っていくのである。木の上においてきぼりを食った熊の子供たちと同じように。(愛大教授、ドイソ文学者)



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