2016年10月11日
私の戦争体験 本多勇夫先生紹介
2.本多勇夫先生 戦争体験談
校務だより 1992年 No92~95
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校務だより ~1992年度~ No,92 9月16日(水)
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8.6平和デー
本多勇夫先生 戦争体験談 普商科 1・2年生
恒例によって、 8月6日は平和デーとして、戦争と平和についての講演会を行なった。講師は本多勇夫先生。先生は昭和20年終戦当時、養成工として豊川海軍工廠に働き、被爆を体験された。講演は、普通科商業科1、2年 1,200人に対し行なわれた。
本多先生の紹介
この夏に入って、運動部、文化部の活躍があって嬉しい限りです。君達の純真なプレイを見たり、すぐれた作品に接すると、若者は今、青春をしっかり生きていると感じます。
青春を若者が生きるのは当たり前かも知れないが、40数年前、日本の青少年には青春がなかったのです。いや、今も戦争が世界では絶えない。それを思うにつけ、平和の大切さを感ずるのです。今日の平和は、戦争の犠牲の上に成り立っていることを忘れてはなりません。にも拘わらず、戦争体験は風化されようとしている。平和の塔を保存する私達の学園では毎年8月6日に、戦争を語りつぐ機会をもっています。今回は本多先生にお願いしました。
それは、学内にある平和祈願像を修復したからです。この女神像は本学園から豊川海軍工廠で学徒動員していて犠牲になった1人の教師、37人の女生徒を弔うものです。 先生のお話を聞いた後、クラス代表20数名女神像の前に集まって、修復された像に対し、亡き魂の冥福を祈り、平和の誓いを新たにしたいと思いますのでご協力下さい。それでは本多先生お願いします。