共立荻野病院コラム詳細
TOP > 共立荻野病院コラム一覧 > 私の戦争体験 戦争を憎み平和を守ろう(10)本多勇夫
  • 診療科目一覧
  • 内科
  • 胃腸科
  • リウマチ・膠原病科
  • アレルギー科
  • リハビリテーション科
  • 診療時間
  • 月〜金 午前9:00〜午後12:00
    午後3:00〜午後6:00
    土・日・祝日・年末年始・夏季
    (3日間)
  • 月〜土 午前9:00〜午後4:00
    日曜・年末年始
  • 月〜金 午前9:00〜午後5:00
    土・日・祝日・年末年始・夏季
    (3日間)
  • 院内のご案内
  • 医師紹介
  • 共立荻野病院デイケアセンターフラミンゴ
  • 住宅型有料老人ホーム プメハナ

2016年10月25日

私の戦争体験 戦争を憎み平和を守ろう(10)本多勇夫

〈戦争とは何だ〉
 この事実を知らされて、私の戦争観はひっくり返ってしまいました。
 戦争って何なんだ!! 正義の味方と信じていた日本軍が、悪逆無道の鬼のような大虐殺をしていたんです。
 私は日本軍の虐殺行為と、アメリカ軍が工廠の友人を何千人も爆弾で惨殺した行為、また広島、長崎に原爆を落として、何10万人の日本人を殺した行為を比べて考えました。そして、アメリカ軍の行為を憎みますが、一方日本軍の行なったことをどう弁明するのか。頭が変になってしまいました。
 行き着くところは、戦争をしてはいけないと言うことです。
 全ての戦争は人間を畜生にします。戦争すれば敵も味方も共に人間でなくなります。
戦争はどんな名目をつけても、それは人を殺すことです。軍隊は入を殺す専門家です。軍人が戦場で或いは空襲で、どんなに多くの人を殺しても殺人にはならないんですね。
 逆に英雄化され、日本では靖国神社などに神様として祀られたりするんです。どこかおかしいですね。
 戦争では、人間は理性を失って良心を無くしてしまいます。人間を入間と見なくなります。人権とか自由だとか言う人間の尊厳を、無視してしまいます。
君達の中には、戦争は必要悪だとか、戦闘の模様が、格好いいと思う人がいるかも知れません。しかし、その裏には人類を滅亡に追い込む、恐ろしい危険が潜んでいるのです。



共立荻野病院コラム一覧へ戻る