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2017年6月21日

高村光太郎先生の葉書(2) 大木 実

 最初のお葉書は下谷区上野桜木町二七、砂子屋書房気付でくださったものである。
 「拝啓、咋日御著『場末の子』をいただき忝く存じました。まだ一読しただけですが、いかにも素直なこの世の詩情がこちらに浸透して来て、読後心が洗はれたやうに感じました。略儀ながら御礼まで。草々」
 消印は一四、一二、一一となっている。この年のこの月(昭和十四年十二月)私は第一詩集「場末の子」を上梓した。この詩集の発行所が砂子屋書房という訳である。私は「場末の子」を、第一詩集という事情もあって尊敬する詩人や作家に、三十冊くらい送ったように思う。それに対して受け取ったという挨拶は半分もあったろうか。いつでも無名詩人の詩集などはろくに読まれもせずに何処かへいってしまうのであろう。そのなかでとにかく先生は私の詩集に目を通してくださったのであろう。年譜によると先生は前年(昭和十三年)の十月、夫人の智恵子さんを亡くされている。



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