共立荻野病院コラム詳細
TOP > 共立荻野病院コラム一覧 > 山旅のたのしさ(4) 熊沢復六
  • 診療科目一覧
  • 内科
  • 胃腸科
  • リウマチ・膠原病科
  • アレルギー科
  • リハビリテーション科
  • 診療時間
  • 月〜金 午前9:00〜午後12:00
    午後3:00〜午後6:00
    土・日・祝日・年末年始・夏季
    (3日間)
  • 月〜土 午前9:00〜午後4:00
    日曜・年末年始・夏季(3日間)
  • 月〜金 午前9:00〜午後5:00
    土・日・祝日・年末年始・夏季
    (3日間)
  • 院内のご案内
  • 医師紹介
  • 共立荻野病院デイケアセンターフラミンゴ
  • 住宅型有料老人ホーム プメハナ

2017年7月31日

山旅のたのしさ(4) 熊沢復六

 あとになって、国文学の久曽神氏にその話をしたら、「鹿は夜しか鳴かないときいていたが、そうですかね」と、不思議そうな顔をされた。私は、それまで鹿の鳴声をきいたことはなかったが、こんな原生林のなかで、あんな澄んだ音色をきかせてくれる酔狂な人間がいるはずはないし、勿論、猿や、猪ではなく、鳥の声にしては長くあとをひきすぎる。どうしても鹿にちがいないと思う。
 このあたりには、今でもカモシカ、猪、鹿、猿などがかなり豊富に棲息しているらしく、現に一昨年は、かなり大きな猿を二匹みた。人間さまのお通りとも知らず、急峻をかけのぼってきたが、こちらの顔をみると、一散に反対側の崖をかけあがり、きょとんとこちらを見おろしていた。その顔の赤さがひどく印象的だった。動物園の猿は、こんなに赤い顔をしていないはずだが、山の猿は、血色までいいのであろうか。



共立荻野病院コラム一覧へ戻る