2017年10月24日
ポルト観光(15)第1章 聖地に別れを告げて §2 アルサ(国際高速バス)に乗る 影山喜一
ALSAのポルト行バス
やがてバスが到着した。どこからか現れた作業員と運転手が腹のスペース部分に大型荷物を放り込む。ひと通り荷物を積み終わると乗車が始まる。以前にも一度だけスペインの高速バスで旅行した覚えがある。マドリッド‐トレド間であった。しかし、途中で地元民が度々乗り降りしていた。その点では近距離を担当する乗り合いバスのようでもあるが、今回のポルト行きと同じく腹の部分に大きい荷物を収納できた。
ところが、腹の収納スペースの不具合か作業員のミスかはっきりしないけれど、閉めたはずの蓋が途中で開いてしまい荷物が道路に次々転がり落ちた。かなり進んでから乗客が気付き運転手に知らせて事なきを得た。Uターンし落ちた荷物を拾い再度トレドに向かう愉快な事件である。この種のアクシデントであれば、楽しくてOKと思い出して笑った。