2017年11月14日
ポルト観光(29)第2章 なぜポルトを訪ねるのか §1 明るくスマートな地下鉄 影山喜一
地下鉄アンダンテ・カード
常識で考えれば無事到着のお礼と挨拶を祭壇に向かってすべきであるが、丁度昼食のタイミングに加えてホテル探しもできるだけ早く済ませたい。後ろ髪を引かれる思いでやり過ごして前進する。トリンダーデは、ポルトガル語で父と子、聖霊(神)の三位一体を意味するとか。後に調べたところ、入口に立派なステンドグラスがはめ込まれているほか、主祭壇では右側にとても美しいマリア像が参拝者たちを見下ろす。反対側ではマントを羽織った天使の背中に伸びる青い羽根が可憐である。等々、よだれが垂れそうな感想をブログで読んで残念でならない。帰りには是非とも立ち寄ろうと心の中で念じたものの、結局はその時々に生じる雑事で右往左往し機会を失った。教会を挟んで左右に道が分かれるけれど、特にこれといった理由もなく右と決めた。