2017年11月27日
ポルト観光（37）第２章 なぜポルトを訪ねるのか §２ ポルトの魅力と日葡関係 影山喜一
ポルトの地図とガイドブックを荷物の重量軽減のため、巡礼旅の３日目に宅急便でマドリッドのホテルに送ったのは、返す返すも痛恨の極みである。腰と股関節の故障に加えて両足指の損傷ですっかり頭に血が上り、無事ゴールインした上で観光までするなどとは考えもしなかった。手帳に最小限のデータをメモしてはあるが、いざ使おうとするとほとんど役に立たない。こちらに着いて観光案内所を探したけれど、地下鉄トリンダーテ駅周辺は無駄骨に終わった。ホテルを決めればチェックインの際、間違いなく受付でもらえるはずである。だが、そのホテルの候補をリストアップする作業にガイドブックと地図が是非ともほしい。典型的な悪循環！遮二無二下りに下ってはみるが、行き着く先にいったい何があるか。傍らでは妻が必死にスマホで検索する。
