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2017年12月18日

肺気腫、息切れ症候群、逆流性食道炎……合併症で死に至る「ぜんそく」の恐怖-01 佐野靖之 「隠れぜんそく」-01章 発売元 株式会社 幻冬舎より

ぜんそくは、「子どもだけ」の病気ではない

 ぜんそくは非常にポピュラーな病気でありながら、実際にどのような病気であるのかはあまり知られていません。ゆえにさまざまな誤解もありますが、中でも目立つのが、「子どもの頃だけにかかる病気」という思い込みです。確かに、ぜんそくは子どもの頃から発症する病気で、早くは生後2ヵ月で診断されるケースもあります。
 しかし、大人になってからも発症する可能性は十分にあります。むしろ、実は大人になってから初めて発症する人のほうが多いのです。
 現在、日本のぜんそく患者は400万人を超えているといわれています。アレルギー情報センタ-のガイドラインを見ると、1960年代の調査では大人のぜんそくの患者数は人口の1%前後であったものが、2003年の調査では、成入(15歳~)で6~10%になっています。
 厚生労働省が発表している「平成16~18年度の厚生労働省科学研究斑においての全国調査』によれば、成人ぜんそくのうち、成人になってから初めて発症した人が全体の7割を占め、そのうち40~60歳代での発症が約6割を占めていることもわかりました。



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