2017年12月21日
ポルト観光(54)第4章 滞在2日目 §1 レロ・イ・イルマン書店とクレリゴス教会 影山喜一
本屋のチケット売り場
ゆっくり休んで7時に目が覚める。寝過ぎで少々頭がガンガンする。熱めのシャワーを浴びていつも通り立ち直る。巡礼中は5時半の起床で遅くとも6時半に宿を出た。その習慣がなかなか抜けなくて困る。日常生活では早く起きても手持無沙汰である。それでも自宅にいれば本を読むなりヘッドホンの音楽で暇つぶしができないわけではない。旅先のホテル住まいではベッドに潜って時計の針の進むのをひたすら待つのみである。8時になると脱兎のごとく2階の食堂を目指す。おっかなびっくり部屋の扉を開けるや否や先客の多さにびっくりする。けれども、10名は下らない頭数と裏腹に恐ろしく静かである。このあたりがヨーロッパ人の奥ゆかしいところで好感が持てる。良し悪しは別としてアジア人の場合、まったく異なる行動が目立つに違いない。