2017年12月27日
ポルト観光(58)第4章 滞在2日目 §1 レロ・イ・イルマン書店とクレリゴス教会 影山喜一
本屋のチケット売り場
カメリタス通りをやや戻って先刻後回しにしたクレリゴス教会が、ホテルでもらった地図に丸印の付けられた次の必見ポイントである。トーレ+ムセウ(塔+博物館)の拝観料3ユーロを徴収される。書店の混雑はなんとも凄まじかったが、こちらは遥かにそれを凌ぐ勢いで驚いた。誘導するテープに導かれて信じられない狭さの階段をおずおずと登る。恰幅のよい欧米の人たちは、肩幅ぎりぎりをすれ違うのだから堪らない。わずかな間隔で設けられる角っこのとんがりがちょっぴりの登りと下りのすれ違い場所となる。いずれも軽く会釈したり手を振って和やかに切り抜ける。もっとも、サンティアゴ・デ・コンポステーラ詣でによって腰・股関節を痛めているため、私自身は顔で笑っているにも拘らず心中で密かに悪態をついている始末である。