2018年1月10日
ポルト観光(63)第4章 滞在2日目 §2 ドン・ルイス一世橋とカフェ・グアラニー 影山喜一
サン・ベント駅アズレージョ
フロレス通りに沿って数分南下すると、鉄とガラスのオブジェ風の建物が聳える。フェレイラ・ボルゲス市場と看板に書いてあるが、入口という入口にはことごとく鍵がかかっている。ガラスを通して覗くと洒落たポスターや生地が美術館の展示さながらに飾ってある。しばらく周囲を回って調べるが、到底入れそうにないので諦める。階段を降りると目の前の豪華な宮殿の前庭に大型観光バスが2台止まって、雑多な格好・人種・性別・年代の男女が興味津々の様子でゾロゾロ出て来た。たぶんあれはボルサ宮殿だから後をつけて見学しようと考えたが、不思議にことに彼らは横をすり抜けてスイスイと前進する。一瞬、どうしたらよいか、年柄もなく迷う。このまま無自覚にのこのこ付いて行くか、それとも宮殿に戻って入場し見学するか。