2018年1月23日
ポルト観光(71)第5章 さらばポルト §1 ボリャオン市場と再びマジェスティック・カフェ 影山喜一
ポリャオン市場
昨夜は舌と胃袋がしつっこく苦情を繰り返すので、頭と関係なく足がマジェスティック・カフェを目指す。残念ながらカフェ・グアラニーの特徴に欠ける食事では到底、ポルト最後の夜に末永く記念すべき夢が見られそうもなかった。7時をやや過ぎた頃であったけれど、カフェは外も内も満席の状態である。入口に立つ制服姿のスタッフに室内のテーブルを用意するよう頼む。全然空席なしと私が考えた状態を、彼は要領よく模様変えしてくれた。その手腕に改めて敬意を払う。食後というわけでアルコールは抜いてデザートのみとする。私が待望のパッフェで妻はパイのチョコレート添えを選ぶ。前回の訪問時、バラエテイーに富むパッフェを各人各様楽しむ若者たちが羨ましくてならなかった。そこで満を持して彼らの真似に踏み切ったわけである。