2018年2月2日
ポルト観光(79)第5章 さらばポルト §2 空路でマドリッドへ 影山喜一
空港まではバスが30分間隔でリベルダーデ広場から出ている。ホテルのすぐ近くで乗車できるので利用してもよかったが、2日前に来る際、利用した慣れがあるため地下鉄を使った。久しぶりのバックパックは、土産物も多くないのに想像以上の重さを感じる。以前と違い緩やかな登りのクルーベ・ドス・フェリアノス通りを10分ほど掛けてトリンダーデ駅に着いた。平日の午後でもあり往き来はさほど多くない。早速、空港までの料金を券売機で何度も慎重に確かめ、手元のアンダンテ・カードとコインを入れる。繰り返しやってみても機械は応じてくれない。すると一人の青年が親切に代わってくれた。こちからの感謝のジェスチャーに彼は手を振って立ち去る。楽しかったポルト滞在も今日で終わるので、感傷過多になっていたが素敵な別れであった。