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2018年2月6日

止まらない咳、軽い息切れが重病のサイン 医師も見逃してしまう「隠れぜんそく」が激増-13 佐野靖之 「隠れぜんそく」-02章 発売元 株式会社 幻冬舎より

症状は咳だけに限らない

 咳は、咳をしている本人がはっきり自覚できるのはもちろん、周りの人の目にもつきやすく、ぜんそくの度合いや状態を推測しやすい症状といえます。そのため、「隠れぜんそくかどうか」を見極めるための有効な手がかりの一つとなるでしょう。しかし、ぜんそくの症状は長引く咳やはげしい咳き込みだけとは限りませんから、それだけでぜんそくかどうかを判断するというのは早計です。
 ぜんそくの典型的な症状としては、息苦しい、発作性の咳と痰が出る、呼吸をするたびにのどや胸から「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音が出る喘鳴(ぜんめい)、息がうまく吸えなくて酸素が足りない気がする、呼吸困難などがあげられます。
 しかし、実はぜんそくの症状には、それ以外にもさまざまなものが見られます。あまり知られていないのですが、動悸や息切れ、胸の痛みや違和感のほか、のど元やみぞおちあたりに違和感がある、ねばねばとした痰がよく出る、空咳が出る、背中が張っている感じがするなどもすべて、ぜんそく患者に見られる症状です。
 咳の症状は軽度でも、その他の症状が見られることもあります。「咳はそれほどではないから、ぜんそくではない」と決めつけずに、これから紹介するさまざまな症状を覚えておいてください。また、咳以外の症状があり、病院の診断を受け「異常なし」と言われた際も、ぜんそくの疑いを排除することはできないでしょう。



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