2018年2月26日
ポルト観光(91)第6章 帰国へ §1 マドリッド⇒ヘルシンキ空港 影山喜一
当然ながら気の利いたレストランはないので、ファストフード店で面白味のない朝食をとった。代金は、ミネラルウォーターを加えて二人分21.4ユーロ。飛行機は、少し遅れて10時30分に出発した。日本発の場合は割増金を支払って足を延ばせる席が確保できた。しかし、今回はその種の恩典が望めず通常の狭い座席で我慢せざるを得ない。中継地のヘルシンキまで5時間強ぐらいは音を上げないで耐えられるであろう。機内用の雑誌をペラペラめくるものの、興味ある記事や写真には行き当たらない。斜め前の座席で派手な眼鏡の若い女性が電子書籍を一心不乱に読んでいる。自分が利用しないために日本の事情を全然掴めない。本は重くてかさばり持ち運びが不便である。タブレット一つですべてOKとなれば、確かに便利である点は誰も否定できない。