2018年2月28日
ポルト観光(93)第6章 帰国へ §1 マドリッド⇒ヘルシンキ空港 影山喜一
歴史を紐解くとフィンランドは、北方のフィン族がスウェーデンから独立して生まれた。国名の由来も、フィン族の土地ないし国を意味する。したがって、現在もなお、フィンランド語とスウェーデン語の2つが公用語である。ロシア領となった時期もあり、常に東のロシアと西のスウェーデンの狭間で苦労する。スカンジナヴィア半島を構成するスウェーデン・ノルウェー・デンマークの3国がスカンディナヴィア諸国と呼ばれる場合がある。それにフィンランドとアイスランドが加わって北欧諸国とも称する。極東の日本ではピンとこないけれど、当の国々は地域の括りにとても敏感で、間違って使うと凄まじい剣幕で叱られる。もっとも、北欧諸国については、アイスランドを含むとするのは専ら英語圏である。ドイツ語圏ではフィンランドまでしか認めない。