共立荻野病院コラム詳細
TOP > 共立荻野病院コラム一覧 > 止まらない咳、軽い息切れが重病のサイン 医師も見逃してしまう「隠れぜんそく」が激増-27 佐野靖之 「隠れぜんそく」-02章 発売元 株式会社 幻冬舎より
  • 診療科目一覧
  • 内科
  • 胃腸科
  • リウマチ・膠原病科
  • アレルギー科
  • リハビリテーション科
  • 診療時間
  • 月〜金 午前9:00〜午後12:00
    午後3:00〜午後6:00
    土・日・祝日・年末年始・夏季
    (3日間)
  • 月〜土 午前9:00〜午後4:00
    日曜・年末年始
  • 月〜金 午前9:00〜午後5:00
    土・日・祝日・年末年始・夏季
    (3日間)
  • 院内のご案内
  • 医師紹介
  • 共立荻野病院デイケアセンターフラミンゴ
  • 住宅型有料老人ホーム プメハナ

2018年3月2日

止まらない咳、軽い息切れが重病のサイン 医師も見逃してしまう「隠れぜんそく」が激増-27 佐野靖之 「隠れぜんそく」-02章 発売元 株式会社 幻冬舎より

他人のたばこや香水の匂いが異常に気になる人も要注意

 ぜんそくには、特定のアレルゲンによって発作が引き起こされる「アトピー型ぜんそく」と、アレルゲンの特定はできないものの、さまざまなことが刺激となってアレルギー性の炎症が起こり、発作の症状が起こる「非アトピー型ぜんそく」があります。それぞれの型については03の章で述べることとして、ここでまず覚えてもらいたいことがあります。それは、アレルギー性の炎症疾患だからといって、アトピー体質(アレルギー体質)の人だけがかかる病気だとは言い切れないということです。
 実際、大人のぜんそく患者の約3割は非アトピー型ぜんそくと診断されています。非アトピー型ぜんそくの患者は、ダニやホコリ、スギ花粉などといった、特定のアレルゲンと発作の密接なつながりが見つけられない代わりに、過労やストレス、たばこの煙や他人の強い香水の匂い、風邪やインフルエンザなどへの感染、冷気、化粧品や芳香剤などのケミカルの成分や匂いなどによって発作が誘発されやすくなるということがわかっています。
アトピー型ぜんそくの人の場合でもまったく同様で、たばこの煙が嫌い、強い香水が嫌いなどのアレルギー体質の傾向をかなり持っており、そのためにさまざまな刺激に敏感になっているとも考えられます。



共立荻野病院コラム一覧へ戻る