2018年3月8日
ポルト観光(99)第6章 帰国へ §2 ヘルシンキ空港⇒セントレア⇒浜松 影山喜一
留守番中のナノ・リュック
一番の関心事である食事は、エールフランスと比べて優劣をつけがたい。魚か肉のいずれかを選ぶのはどこも同じであるが、鶏肉とブロッコリーのグラタンは期待以上に美味しい。海苔巻きと盛そばが添えられていて驚いた。半分近く占める外国の乗客たちも、このメニューに好意的な反応を示すのであろうか。いささか心配になる。もっとも、料理の素材や味だけが食事を評価する基準のすべてではない。配膳の仕方やティーを出すタイミングも重要である。それらに加えて今回は、ナイフ・フォーク・ナプキンなどを収納する極小バックが可愛らしい。フィンランドを代表するファッションブランドのマリメッコのウニッコ柄は、ムーミンが特別塗装された機体と相俟って心を和ませる。ヘルシンキが適切な中継ポイントでもあり、さほど疲れを感じないで名古屋に到着した。