2018年3月13日
ポルト観光(102)第6章 帰国へ §2 ヘルシンキ空港⇒セントレア⇒浜松 影山喜一
留守番中のナノ・リュック
なにごとも完全に自力で成し遂げられる企てなどありえないと痛感する。また、子育てや介護はもちろん、家の戸締りや自治会の当番すら、周囲の協力や理解を得られない限り長期に及ぶ留守は不可能である。ビジネスやNPOによって体制が整った場合でも、当事者が納得しようとしないケースも増えている。我儘が過ぎると断定しては、人格を傷付けることになる。今回については人格でなく犬格である。ペットといえども、人間に劣らず主張や権利意識を備える。嫌となったら梃子でも動かない。我が家のナノときたら、断食まで決行する。自分の子どものように可愛がってくれるまゆみがいるからこそ、彼女(ナノ)は私たちなしでも平常通りの生活を営みうるのである。