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2018年3月22日

ポルト観光(108)エピローグ 影山喜一

 それに代わってカフェがリスボンのフナックに劣らない思い出を残してくれた。カフェ・グアラニーの壁に描かれた絵は、ブラジルに対するポルトガルのスタンスをしっかり物語る。主人公がポルトの女性とブラジル内少数民族である点も興味深い。蝶々夫人に明らかな如く国を跨ぐ恋愛がオペラなどで描かれる場合、主役男性の国がクローズアップされ女性側は脇役扱いとされてしまう。『グアラニー』においては男性が植民地、しかも先住民である。実際にオペラを観ていないので勝手に論じられないのが口惜しい。もっとも、カフェの内装や運営に照らせば、力点の置き所は疑う余地がない。また、もう1つのカフェのマジェスティックについても、ブラジルの現職大統領が文字通り親しみを込めて訪れたという。旧宗主国と植民地の関係として感銘を受ける。



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