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2018年3月27日

止まらない咳、軽い息切れが重病のサイン 医師も見逃してしまう「隠れぜんそく」が激増-43 佐野靖之 「隠れぜんそく」-02章 発売元 株式会社 幻冬舎より

専門医でもぜんそくを正しく理解していないところがある

 アスピリンぜんそくにかかる人の多くは30~50代で、成人ぜんそく患者のうち約1割がこのアスピリンぜんそくを持っているといわれています。鼻茸や慢性副鼻腔炎、後鼻漏など、鼻の慢性疾患を合併している場合が多く、また、ぜんそくが重症化するほどアスピリンぜんそくを伴う傾向も高くなります。ただし、誤解してほしくないのは、アスピリンを服用するとぜんそくが悪化するということ。飲んで問題なかった人はアスピリンを服用しても、ぜんそくが悪化することはありません。アスピリンぜんそくを一度でも起こしたことのある人は、それ以降、(アスピリンを)絶対に避ける必要がありますが、それ以外の場合は、医師や薬剤師に相談をして服用しても問題ありません。ちなみに、アスピリンは非ステロイド系の解熱消炎鎮痛剤で、市販の風邪薬、頭痛薬、生理痛薬のほか、塗り薬や湿布、座薬、注射などにも含まれています。



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