2018年4月10日
止まらない咳、軽い息切れが重病のサイン 医師も見逃してしまう「隠れぜんそく」が激増-53 佐野靖之 「隠れぜんそく」-02章 発売元 株式会社 幻冬舎より
●ぜんそくの診断に必要な検査の数々●
〈皮膚反応テスト〉
血液検査と同様に、特定のアレルゲンに対してアレルギー反応が起こりやすいかどうかを調べるための検査。スクラッチテスト、プリックテスト、皮内テストの3種類があり、それぞれ異なるやり方で疑わしいアレルゲンエキスを皮膚に付け、その反応を調べていきます。スクラッチテストは、針で皮膚を軽くひっかいて、アレルゲンと疑われる物質のエキスをたらした後に反応を見ます。プリックテストは、アレルゲンエキスをたらした後、針で皮膚を浅く刺して反応を見ます。皮内テストは、アレルゲンエキスを皮内に直接注射して反応を見ます。いずれのテストでも、かゆみや腫れが一定以上強く出た場合に、その物質をアレルゲンと特定することができます。