2018年4月11日
止まらない咳、軽い息切れが重病のサイン 医師も見逃してしまう「隠れぜんそく」が激増-54 佐野靖之 「隠れぜんそく」-02章 発売元 株式会社 幻冬舎より
●ぜんそくの診断に必要な検査の数々●
〈好酸球数検査〉
痰や鼻汁を採取し、内部に存在する好酸球の数値を測定する検査です。気道の炎症を調べるために行います。好酸球とは、白血球の一種。ぜんそく患者の気道の組織で増えるという特徴があります。検査で好酸球の数値が高いと出た場合、気道の粘膜に炎症が起き、気道過敏性が高まっていると考えられます。痰が出ないときには生理食塩水を使って誘発することも。鼻汁を使って検査する場合、その数値だけではほかの抗原によるアレルギー性鼻炎と識別することができません。