2018年4月13日
止まらない咳、軽い息切れが重病のサイン 医師も見逃してしまう「隠れぜんそく」が激増-56 佐野靖之 「隠れぜんそく」-02章 発売元 株式会社 幻冬舎より
重症度を見極めづらいのがぜんそく治療の恐ろしさ
ぜんそくの発作というのは、少し咳き込んでハアハアするぐらいで治まる軽い症状から、息が詰まって声を出すこともできないという重度の症状、さらには失神や意識混濁にまで陥るほどの重篤な症状まで、いくつものレベルがあります。また、発作の頻度も月に1~2回あるかないかぐらいという人から、ほぼ毎日発作が起こるという人までさまざまです。症状の度合いがこれほど違うのですから、当然、ぜんそくの治療も画一的ではなく、その症状によっていろいろと変わってきます。