共立荻野病院コラム詳細
TOP > 共立荻野病院コラム一覧 > 現代人がぜんそくになる原因とメ力ニズム-13 佐野靖之 「隠れぜんそく」-03章 発売元 株式会社 幻冬舎より
  • 診療科目一覧
  • 内科
  • 胃腸科
  • リウマチ・膠原病科
  • アレルギー科
  • リハビリテーション科
診療時間
  • 外来診療時間

    休診日
    月〜金 午前9:00〜午後12:00
    午後3:00〜午後6:00
    土・日・祝日・年末年始・夏季
    (3日間)
  • デイケア利用時間

    定休日
    月〜土 午前9:00〜午後4:00
    日曜・年末年始
  • 院内のご案内
  • 医師紹介
  • 共立荻野病院デイケアセンターフラミンゴ
  • 住宅型有料老人ホーム プメハナ

2018年5月15日

現代人がぜんそくになる原因とメ力ニズム-13 佐野靖之 「隠れぜんそく」-03章 発売元 株式会社 幻冬舎より

遺伝的要素が無視できないぜんそくという病気

 とくに小児ぜんそくの発症には生まれ持った体質が大きく関わっていると考えられており、両親や祖父母、親類などにアレルギー体質の人がいる場合には、子どもがぜんそくを発症する可能性が高くなるといわれています。
 アレルギー体質は、その遺伝性素因の強さから優性遺伝ではないかという説もあるほどです。ただし、遺伝によってアレルギー体質が受け継がれた場合でも、「親がぜんそくにかかっていて、子どもも小児ぜんそくを発症する」とか「祖母もその娘の母親も、その子どもも花粉症にかかる」などのように同じアレルギー性疾患を発症するとは限らず、「父親がアトピー性皮膚炎を持っており、子どもが小児ぜんそくを発症する」「父親がスギの花粉症で、母親がアレルギー性鼻炎。そしてその子どもは小児ぜんそく」など、それぞれに違うアレルギー性疾患を発症するというケースも多く見られます。つまり、遺伝ではアレルギー性疾患が受け継がれるのではなく、アレルギーという体質が受け継がれていると考えられます。



共立荻野病院コラム一覧へ戻る