2018年5月28日
現代人がぜんそくになる原因とメ力ニズム-21 佐野靖之 「隠れぜんそく」-03章 発売元 株式会社 幻冬舎より
ぜんそくに発展しやすい「咳ぜんそく」とは
咳以外の風邪の症状が治ったのにもかかわらず、激しい空咳が続いたり、昼間は話をすることで咳が出て、夜中に症状がひどくなり目が覚める場合は、「咳ぜんそく」が疑われます。
「咳ぜんそく」とは、普通のぜんそく、すなわち気管支ぜんそくとよく似ていている疾患で、主な症状は、1ヵ月以上もしつこく続く空咳です。
咳ぜんそくの咳には、次のような特徴が見られます。
・夜中から明け方にかけて激しい咳が出る
・たばこの煙で咳が出る
・寒暖の差で咳が出やすくなる
・電話や長話をすると咳き込んだり、のどが渇いたりする
・電車や人混みで咳込む
さらに症状がひどくなると、咳によって胸が痛くなったり、おう吐したり、意識を失う「咳失神」という状態に陥ることもあります。