2018年7月17日
専門医だけが知る、ぜんそくの治療法 カギを握るのはステロイド薬の「吸入法」-19 佐野靖之 「隠れぜんそく」-04章 発売元 株式会社 幻冬舎より
吸入ステロイド薬以外の発作を防ぐために使われる薬~抗アレルギー薬
■ヒスタミンH1受容体拮抗薬
鼻水や気管支収縮を起こす原因となるヒスタミンの作用を防ぎ、気道の過敏性の亢進を抑えます。アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎を併発しているときによく処方される薬です。前述した副作用以外にこの薬で認められているのが眠気。とくに使い始めは注意をしてください。車など乗り物を運転する場合は要注意です。ほかにも倦怠感、口の渇き、胃のあたりの不快感、食欲不振などの症状が出ることもあります。
※主な薬/ザジデン、アレジオン、ゼスラン(ぜんそくの適応あり)。その他ぜんそくの適応のないものにアレグラ、アレロック、アゼプチン、セルテクト、クラリチン、エバステル、ザイザル、ディレグラなど多数あり