2018年7月30日
専門医だけが知る、ぜんそくの治療法 カギを握るのはステロイド薬の「吸入法」-27 佐野靖之 「隠れぜんそく」-04章 発売元 株式会社 幻冬舎より
発作が起こったら症状を止める薬を上手に使う
発作を防止する薬を服用していても発作が起こってしまった場合、発作に対して速効性のある薬を速やかに吸入あるいは服用するか点滴を行い、呼吸を安定させることが最優先です。
発作は、ゼーゼーという喘鳴が聞こえるだけの軽い場合から呼吸ができなくなってしまうほどの重度のものまで種々ありますが、いずれの場合もまずは薬で症状を取り去ることが大事です。
小発作や中発作の場合は自宅で薬を吸入、あるいは服用して様子を見ます。
一方、大発作の場合は、発作時用に処方されている薬を吸入、あるいは服用して、すぐに病院へ。乳児や幼児の場合は、吸入しながら病院に向かってください。