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2018年7月31日

専門医だけが知る、ぜんそくの治療法 カギを握るのはステロイド薬の「吸入法」-28 佐野靖之 「隠れぜんそく」-04章 発売元 株式会社 幻冬舎より

発作が起こったら症状を止める薬を上手に使う

 発作時に使われる代表的な薬は気管支拡張薬です。狭くなってしまった気管支を広げて呼吸を楽にする作用があり、最もポピュラーな薬がβ2刺激薬です。発作が起きたらすぐに吸入し、20~30分ごとに1回につき2吸入します。吸入が難しい場合は経口薬を使ってください。注意したいのは、1回の発作に吸入していい回数が1日4回(2吸入×4回)までということです。効果が見られないのに、使用を続けていると気管支のアレルギー炎症が激しくなって治療の遅れにつながり、最悪の場合、死に至ったケースが散見されていました。4回以上の吸入が必要な場合は、すぐに病院に行きましょう。



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