2018年9月7日
未来の医療への回転扉(8)<AI診療は、未来の医者の競争相手か?> 後藤眞
3)地球環境の激変により、これまでに見られなかった新しい病気が出現しますし、従来の病気も表現形を大きく変化させる可能性があり、AIドクター頼みにばかりではやっていけないので救われるかもしれません。
4)なんといっても、宇宙医学があります。しかし、残念ながら、これこそデータ採取が得意なAI医療の独壇場かもしれません。
5)さらに、火星人などの宇宙人の治療医学が必要になるかもしれません。しかし、たぶん、火星人の医学は、我々よりはるかに進んでいて、教えられることばかりかもしれません。
6)未来の医療の主体は、傘の修繕や、馬車が、ほぼ消滅したように、病気になって不調になった病気の修繕業から、未病コンサル業に変わっていくと思います。従来型の病気のEBM診断と治療は、しっかり学習し続けるAIドクターに敵いようがありません(おそらく医師免許が与えられ、Da Vinciに続き、Hippocrates とか、Osler、華陀(かだ)、耆婆(ぎば)とか、扁鵲(へんじゃく)とか命名されるでしょう)。
予防医学への大転換です。しかし、それでも、デイープラーニングで鍛えたAIドクター様の助手でしか働けません。