2018年9月14日
室内環境の改善、ストレス発散…… 発作を防ぐ生活習慣-16 佐野靖之 「隠れぜんそく」-05章 発売元 株式会社 幻冬舎より
食事、入浴、そしてセックス。日々の生活で気をつけたいこととは
発作が起こったり症状が悪化した場合は、そのとき食べたものをメモして、病院でアレルゲンを特定する検査を受けてください。アレルゲンが食品添加物や香辛料であるというケースも多いので、内容はできるだけ詳しく記録しておくといいでしょう。食品のパッケージなどに書かれた成分表示を写真に撮るなどして、データで残しておくことも役立ちます。食物によるアレルギー反応は、とくに子どもの場合、呼吸困難やアナフィラキシーショックなどの重い症状が出て命に関わることもありますので、疑わしい食品があると思われる場合は、早めに検査を受けるようにしてください。
食物のアレルゲンが特定できたら、それらを除去した食事に替えれば発作が起こる心配はなくなります。ただし、除去食を取り入れる際には、代わりの食品で栄養を補う必要が生じることもありますので、勝手な判断で行わず、必ず医師や栄養士に相談してから行ってください。