2018年9月19日
室内環境の改善、ストレス発散…… 発作を防ぐ生活習慣-18 佐野靖之 「隠れぜんそく」-05章 発売元 株式会社 幻冬舎より
食事、入浴、そしてセックス。日々の生活で気をつけたいこととは
一つは、いろいろな食品をバランスよく摂るように心掛けることです。食物アレルギーに神経質になって極端な食事制限をしたり偏った食生活が続くと、免疫力が落ちてしまい、風邪などの感染症にもかかりやすくなります。健康と体力を養うためにも、多くの品目を偏りなく摂るようにしたいものです。
二つめは、食べすぎないことです。過食すると横隔膜が胃に押し上げられ、呼吸運動が制限されることがあります。食べすぎが原因でぜんそくの発作を起こすという患者も、ゼロではありません。食事は腹八分目を心掛け、とくに就寝前に食べすぎることは避けてください。横隔膜の働きを妨げますので、食物繊維を十分に摂るなどして便秘を解消することも大切です。
最後に、アレルゲンではないものの気をつけたい食品がいくつかあります。適量なら問題はありませんが、食べすぎると発作が起こりやすくなりますので、こちらも覚えておくといいでしょう。