2018年9月21日
室内環境の改善、ストレス発散…… 発作を防ぐ生活習慣-20 佐野靖之 「隠れぜんそく」-05章 発売元 株式会社 幻冬舎より
食事、入浴、そしてセックス。日々の生活で気をつけたいこととは
また、ぜんそくにかかっているからといって入浴を制限する必要はまったくありません。逆に、心身の疲れを取ってリフレッシュやリラックスも図れ、睡眠の質も高めてくれますので、体調が悪いとき以外は気にせず入浴してください。とはいえ、熱いお湯にどっぷりと浸かったり、体力が消耗するほど長い時間をお風呂で過ごすのは禁物です。入浴もほどほどが肝心です。適温で、無理のない範囲を心掛けましょう。
また、入浴する際、脱衣所と浴室の温度差が激しいと発作が引き起こされることがありますので、脱衣所の温度には気を配るようにしてください。とくに冬場は、小型の暖房器具などを用いて事前に脱衣所の室温を上げておくほか、浴室もシャワーなどで床にお湯をまいたり、浴槽のふたを開けるなどして浴室全体の温度を高めてから入るようにしてください。ただし、湯気が充満していると咳き込むことがありますので、その点にも注意が必要です。