2018年10月2日
室内環境の改善、ストレス発散…… 発作を防ぐ生活習慣-26 佐野靖之 「隠れぜんそく」-05章 発売元 株式会社 幻冬舎より
食事、入浴、そしてセックス。日々の生活で気をつけたいこととは
「明日は早いから、早く眠りに就かなくてはいけない……」などとよけいなプレッシャーがかかったり、心配事や「寝ている間にぜんそくの発作が起こるかもしれない」などといった不安があると、ますます眠れなくなってしまうことがあります。うまく眠れないときに「寝なくてはいけない」と思うこと自体がかえってストレスにもなりますので、どうしても眠れないという場合には睡眠薬の服用を検討するのもいいでしょう。ぜんそくの症状が悪化しているために眠れなかったり、ほかの疾患が原因で不眠になっていることもあるので、必ず医師の診察を受けて処方してもらってください。
診察の際は、「どうしても眠れない」というだけでなく、寝付きが悪いのか、眠りが浅くて途中で目が覚めてしまうのか、それとも早朝に目覚めてしまうのかなど、「どう眠れないか」を具体的に説明することが重要です。それにより、服用する睡眠薬が異なるからです。また睡眠薬は、お酒と一緒に服用してはいけない、勝手に量を増減してはいけないなどいくつかの注意事項があります。医師の指示をきちんと守り、正しく服用してください。