愛知県豊川市 医療法人共立荻野病院 内科・胃腸科・アレルギー科・リハビリテーション科

食事、入浴、そしてセックス。日々の生活で気をつけたいこととは

ペットでぜんそくが悪化することもある

　ペットがアレルゲンであると判明したり、ペットを飼い続けることでぜんそくの発作がひどくなるという場合には、それでも飼い続けるかどうか悩むところだと思います。ペットは大切な家族の一員ですし、癒しやリラックスをもたらしてくれます。また、一度飼うと決めたら最後まできちんと面倒を見なくてはいけないという責任もあります。ペットを手放すストレス、責任を持って別の飼い主を探せるかなども考慮し、慎重に決断をしてください。
　ここで一つ、ペットを飼っているぜんそく患者に朗報があります。現在では、吸入ステロイド薬をきちんと正しく服用していればペットを飼っていても発作を抑えることが可能となっています。きちんと正しく吸入ステロイド薬を服用していれば大切なペットとずっと一緒に暮らしていくことができますので、あきらめずに治療を根気よく続けていってください。ただし、現在のペットが死んだら、新たには飼わないほうがいいと思います。