2018年10月25日
室内環境の改善、ストレス発散…… 発作を防ぐ生活習慣-41 佐野靖之 「隠れぜんそく」-05章 発売元 株式会社 幻冬舎より
食事、入浴、そしてセックス。日々の生活で気をつけたいこととは
女性のぜんそく患者が気になる妊娠・出産
また、ぜんそくにかかっていて月経のある女性の中には、月経前からぜんそくの症状が悪化する「月経ぜんそく」がある人もいます。この場合は月に1回、発作を起こすので、気道が敏感になり安定しづらいといえます。月経ぜんそくの患者は、ラシックスなどの利尿剤の服用が有効です。生理痛がひどくて薬を飲みたいというときも、鎮痛薬によってアスピリンぜんそくが誘発されることもありますので、自己判断で薬を服用せず、必ず医師に相談をしてください。
経口避妊薬(ピル)や更年期障害の治療のための女性ホルモン薬の服用もできますが、こちらにも注意が必要です。基本的に問題はないのですが、まれに、女性ホルモン薬を使用することでぜんそくの症状が悪化するケースもあるといわれています。婦人科などで経口避妊薬や更年期障害の治療のための女性ホルモン薬を処方してもらう際には、必ず、自身がぜんそくを患っていることを伝え、相談するようにしてください。