2018年10月29日
室内環境の改善、ストレス発散…… 発作を防ぐ生活習慣-43 佐野靖之 「隠れぜんそく」-05章 発売元 株式会社 幻冬舎より
食事、入浴、そしてセックス。日々の生活で気をつけたいこととは
仕事シーンで気をつけたいこと
忙しいときにも、毎日の発作予防薬の吸入、服用を決して忘れないようにしてください。さらに前章でも話したとおり、ぜんそく日誌もきちんと付け、体調管理を心掛けるといいでしょう。ぜんそく日誌を付けていると発作が起こる兆候も大まかにつかめますので、仕事の調整などをするときの参考にもなります。
ぜんそくにかかっている人は、職場の環境にも気を配る必要があります。夜間勤務や宿直などのシフトがある職業はできれば避けたいものです。どうしてもやらねばならないということであれば、回数を減らせるかなどを会社と相談してみるのも一考です。出張や泊まり込みの多い仕事であれば、アレルゲンを避けるために専用の寝具カバーを用意したり、あらかじめ予備の薬や吸入器、マスクなどを持参しておくといいでしょう。万が一に備え、薬手帳のコピーや主治医の連絡先などをメモして常に携帯しておくこともおすすめします。