2018年11月2日
室内環境の改善、ストレス発散…… 発作を防ぐ生活習慣-47 佐野靖之 「隠れぜんそく」-05章 発売元 株式会社 幻冬舎より
食事、入浴、そしてセックス。日々の生活で気をつけたいこととは
子どもの学校シーンで気をつけたいこと
運動誘発ぜんそくがある場合は、体育を見学させたり、無理のない範囲で授業に参加できるよう、あらかじめ学校側と相談しておくといいでしょう。マット運動などでアレルゲンを吸入する場合もありますので、心配なようでしたらマスクを着用します。体育以外では、理科の実験や家庭科の調理実習、図画工作での絵の具や接着剤、木工のほこりなどが刺激となることもあります。そのほか、飼育係や掃除当番になるなど、学校生活においてぜんそくの発作の誘因に接する機会はさまざまに考えられます。
しかし、ぜんそくの発作の心配があるからといって、それらをすべて制限してしまうのは考えものです。子どもに無理のない範囲で、なるべく参加できる方法を考えることが大切です。不安がある場合は、医師に相談してから学校側と話し合うようにするといいでしょう。